ファースト・ソングベン・ヴァン・ダイクFirst Song

ファースト・ソングベン・ヴァン・ダイクFirst Song

価格：3,000円

■その他「ベン・ヴァン・ダイク」演奏CDはこちら！ 　海外で数千枚を売り上げた前作「ナナ」に続き、ファンの熱いリクエストに応えて制作されたバス・トロンボーン奏者・ベン・ヴァン・ダイクのソロ第2弾！（2003年制作）。

　前作ではトロンボーンのスーパースター、ニューヨークフィルのジョセフ・アレッシなどをゲストに招いてバラエティーに富んだアンサンブルのアルバムだったけど、今回は“とことんバス・トロンボーンの音色と魅力を聴かせる”というコンセプトで制作された1枚になってます。

　このアルバム、とにかく録音がメッチャ良くて、目をつぶってスピーカーから流れてくる音を聴いていると、目の前で本人が実際に演奏しているような錯覚を覚えるくらい。

テクニックのすごさはすでに折り紙つきだけど、それにもまして自然で流れるような演奏の音楽的センス、そして高音から低音まで良く鳴り響くベンのサウンドは、バス・トロ吹きにとっては最高のお手本になるでしょうね。

　1番の注目曲は、オープニングを飾る「ワーグナー・フォー・ブラス・ボーンズ」。

ベンが最も敬愛しているワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」をアレンジしたものなんだけど、トロンボーンだけで“ここまでの音楽が作れちゃうわけ？”ってビックリするような魅力的な演奏に仕上がってます。

これを聴くだけでも、買う価値あり！って感じだよね。

（ちなみに、演奏は多重録音を使ってベンが5パート分を1人を演奏）。

　 あと、バス・トロってどんな音がして、どんなことが出来るのか？ってことを見せつけるようなハートレーの「ソナタ・ブレーヴェ」も聴きもの。

トロンボーン吹きなら絶対に聴き逃すなよ！■ベン・ヴァン・ダイク1955年オランダのハーグ生まれ。

1976年、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団のバス・トロンボーン奏者としてキャリアをスタート。

その間、ロサンゼルスのジェフ・レイノルズ、ロジャー・ボボの許で研鑚を続ける。

23年間、同オーケストラに在籍後、1998年にロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団に移籍、現在にいたる。

ソロ・バストロンボーン奏者としても世界を舞台に活躍。

また、世界各国でマスタークラスを開催し、後進の指導にも情熱をそそいでいる。

2003年にはこれまでのコミュニティーに対する大きな功績を認められ、国際トロンボーン協会より最も権威のある賞である“ITAアワード”を授与された。

・演奏：バス＆コントラバス・トロンボーン：ベン・ヴァン・ダイク（Ben van Dijk）　　　　　（Piano：Alla Libo)・発売元：タイン（Thein） ※ブックレット内　日本語解説付き 1. ワーグナー・フォー・ブラス・ボーンズ／リヒャルト・ワーグナー(arr.ベン・ヴァン・ダイク)【5:10】　　Wagner for Bass Bones／Richard Wagner(arr.Ben van Dijk)2. コンチェルティーノ　ヘ長調／エルンスト・ザクセ【10：41】　　Concertino (in F majeur)／Ernst Sachse・Allegro maestoso【4:03】・Andante(adagio)【2:24】・Thema(allegro moderato)【4:14】3. 「無伴奏チェロ組曲第5番」よりサラバンド／ヨハン・セバスティアン・バッハ【3:51】　　Sarabande (5th cello Suite)／Johan Sebastian Bach4. 「無伴奏チェロ組曲第1番」よりメヌエット第1番、第2番／ヨハン・セバスティアン・バッハ【3:19】　　Menuet 1 & 2 (first cello Suite)／Johan Sebastian Bach5. 1楽章のコンチェルト／アレクセイ・レベデフ【8:10】　　Concerto No.1／Alexey Konstantinovich Lebedev 6. さいしょにうまれしうた／ニック・ワウト【7:11】　　First Song／Nick Woud7. ニューオリンズ・ボザ／ウジェーヌ・ボザ【5：49】　　New Orleans／Eugene Bozza・A piacere【1:56】・Andante ma non troppo【2:09】・Allegro giocoso【1:44】8. 黙想／フフィジアス・ヒダシュ【6:14】　　Meditation／Frigyes Hidas9. ソナタ・ブレーヴェ／ウォルター・S・ハートレー【4：31】　　Sonata Breve／Walther.S.Hartley・Allegro moderato【2:06】・Presto【2:25】★トロンボーンだけで“ここまでの音楽が作れちゃうわけ？” オケに真っ向勝負を挑んだような熱演が聴きもの！！